件のパンクした自転車タイヤだが、チューブだけではなく、外のタイヤ部分が完全に割れている。このままでは遠からず後輪も割れるであろう事は、想像に難くない。
ていうか、花粉のせいで自転車に乗らなかった間に、ずいぶんゴムの劣化が進んでいたようで、至る所ひび割れている。 自転車には詳しくないが、恐らくこれはもうダメだ。 （これが車だったら絶対乗らない。）
で、タイヤを交換するべく、ちょっとだけマニアックな自転車屋に行く。
嫁さんは調子が悪いのでお留守番。
そう言えば、親切な友人がタイヤをくれると言っていたのだが、今回だけはプロの手口を参考にするため、自転車屋の言われるがままカモになってみようと思う。自転車は詳しくないので、世間の趨勢を知らないのだ。
どうせこの分だと、すぐにまたタイヤ代えるので、その時厚意に甘えよう。（毎日１０キロ以上乗っていると、自転車のタイヤって驚くほど早く減る事を知った。今まで生活の足として自転車に乗ったことが無かったので知らなかったが。）
チャリ屋には各種タイヤが用意してあり、ホイールを代えなくても、径さえ合っていればいろんな幅のタイヤが付くことを知る。
前に付いていたオフ車タイヤではなく、今回は思いっきり細いロード用にしてみた。
「もうワンサイズだけ太いタイヤなら、生き残った方のチューブはそのまま使えますよ？」と提案して貰ったのだが、限界まで細いタイヤにしてどれぐらいフィーリングが変わるか試して見たかったので、今回は断る。
ついでに色々聞く。「チェーンなりベアリングなり（ハブ、と言うらしい）の部品で、『これをこのパーツに代えれば結構早くなるよ！』てパーツありますか？」
「結局いい自転車って、いいパーツの細かい積み上げですから。今の自転車に一箇所だけポンといいパーツつけても、正直値段ほどの効果はないです。今回みたいな太い奴からのタイヤ交換って言うのが、一番安くて効果もあるんじゃないかなぁ・・・。」
と、しごくまっとうなお返事でした。商売下手だが好感を持った。
俺なら、「この５０００円のチェーンに交換しただけで、もう全然ちがいますね！」とか「このシマノのギアセット入れたら、登り坂でラクーンぶち抜けますよ！」とか言っちゃうけどなぁ・・。
結局、タイヤ一本２７４０円、その他チューブ代と工賃で８８００円なり。
工賃が２１００円と高い。
「えー！ 工賃２０００円もとるのん！ 高！」と店員さんに文句を言ってみたが、「タイヤの処分代も含んでますんで、すみません・・」と、言われ、ディスカウントかなわず。
でも勉強になりました。これぐらいかかるのね。
あんまり高くないんだったら次も自転車屋で代えようと思ってたけど、次は自分で代えよう。タイヤなんかオクで落とせば安いだろうし。
ちなみに今回のタイヤはSPECIALIZEDのニンバスって奴で、ヤフーのショッピングでみたら２５００円ぐらいでした。ふーんあの店はそれなりだったのね・・。
