われ欲す、ゆえにわれ有り

 ローンを背負ったこの身、「金はある」とはとても言えないものの、現金が無いかと言えばそうでもない。
 「ローン返済を一刻でも急ぎたい気持ち」に嘘は無いが、そればっかりでも人生味気ない。スポーツカー等の高価な物にはとても手が出ないが、欲しい物があれば購入にやぶさかでは無い。
 ・・・・やぶさかでは無いのだが、実は、これ!というほど欲しい物が無い。 これは寂しいことだ。
 「必要だから」と言う理由をつけて買っている物はあるが、なんというか、そういうものは物欲対象としては2軍と言えると思う。「とにかく欲しいから欲しいんだ!」という勢いで買うに至ったものこそ、物欲を満足させ人生を豊かにする。それなのに、その対象が存在しないとは!
 昔だったら、欲しいガジェットとかいろいろあったのになぁ。今、電気屋に行ってもあまりトキメかない。好きだけどな。ヨドバシとか。  
 すっかり薄くなった自らの物欲に、明確な老いの予感まで感じていたところ、久々に「これは!」というものが現れました。 
 なんと、あのアンブレイカブル・アンブレラに折りたたみ傘が! ほ、ほすい−(ばかっぽく)。
 ・・・・・・ち、日本でうってねぇのかよ!