オトナ時計

 何回目かは知らないが、またぞろ「良い時計が欲しい」病が発症してしまった。(先に結末を言ってしまうと、結局買わなかったのだが。)
 きっかけは、3月に行われる友人の結婚式だ。
 「もう40才だし、『ちゃんとした』時計していったら良いんじゃね?」と思ったのだ。思ってしまったのだ。
 いろいろ物色したあげく、NOMOSとかシンプルですごくいいんじゃね、と言うところにたどり着き、「金もってヨドバシに買いに行ったら取り扱ってなかった」ぐらいにまで買う寸前に行った。
 ・・・のだが、ある出来事があって意欲がしぼんでしまった。
 実は、会社のお茶のみ場でたまたまNOMOSをしている人がおり、「あ、NOMOS!!」と思わず叫んだら、見せてくれたのだ。しかしこれが余り魅力を感じなかったのだ。 傷だらけで少しみすぼらしかったのだ。 
 三宮の店で新品を見たときは「いいなぁ」と思ったのだが、ゴツいダイバーとかと違い、こういった端正でキレイな時計は、傷やへたりなどのヤレ感が出てしまうと(私にとっては)魅力が落ちてしまうようだ。汚れたジーパンは格好良いかもしれないが、皺だらけのスーツはみすぼらしいもんな。そらそうか。
 とすると、普段使いにもしたい私の思惑にはマッチしないことになる。 「ここぞ」という時だけつけていく? うーんいよいよコスパ悪いなそれは。

 ・・・と、いうわけでまた断念しました。 やっぱスーパーコピーなのか時代は。