淘汰の足音

 ちょっと前の話。海外の部品メーカのでかい工場に行ったら、何百台もの工作機械で延々と同じ部品を作っていた。 

 聞けば、某有名メーカのスマホの部品で、発注量は∞(作れるだけ作れ!)という。豪気だなぁ。

 その部品メーカもかなり儲かっているんだろうと思ったら、むしろ赤字との意外な回答。 スマホの製造量が落ちて部品メーカ同士の受注の取り合いになっており、そのメーカも赤字覚悟で受注したという(それでも設備を遊ばせるよりは良いという判断)。

 厳しいなぁ。

 で、しばらくしてそのメーカから新型スマホの発表があった。 おそらく私がみた部品も使用されている可能性が高いが、気になるのは(私見ですが)そのスマホにあまり魅力を感じないこと。 これ、コケない?  

 

 今は出荷開始時のタマをこめるために部品をしゃかりきに製造しているが、このスマホが思ったより売れないとなると大量の部品があまり出す。 つまり、部品メーカへのブレーキはかなり強烈な物になる。

 大丈夫かなぁ・・・