格差社会

 スマホ全盛の世間様的には常識なんでしょうけれど、私個人の創造論的(=ガラパゴス以前の)携帯事情からすると、毎月毎月ひとり当たり1万近くが携帯に出費されるというのはにわかに信じがたい。
 現在、うちは夫婦で携帯費用は4000円程度。なにかの拍子で高い月だと6000円。(で、そんな時はなにがおこった!と騒ぐ)
 そんな感覚からすると、見慣れた電車内での風景がとても不思議なものに映る。だって、若者はもちろん、いい年のおっさんまでスマホ持っているのですよ!
 いい年のおっさんが持っているということは、嫁さんと中学生〜高校生の子供二人(勝手に設定)も当然持っているだろう。携帯代で毎月3万ぐらい飛んで行くはず。 3万て!下手したら安い中古マンションのローン組めるで!少なくとも、持ち家にせよ賃貸にせよ、確実にワンランク上にできる差額。 
 いや、何に金を使うかは個人の価値観によるのですが、これだけ誰もが使っていると、貧困がどうのとか、ワーキングプアがどうのとか、ウソなんじゃねぇの? みんな結構可処分所得あるんじゃ?とか思ってしまう。最終的には「ひょっとして皆が普通で、ウチが貧困層なだけか? 俺の給料思ってるより安い?」とか(少なからぬ秒数)本気で考え込んでしまった。 
 なんて言うかなぁ。「普段、誰も居ない定食屋で500円の昼飯を食っていて、どこもそんなもんだと思っていた人間が、職場のみんなが毎日2000〜3000円のランチコースに行っていると知った時の衝撃」みたいな?
 

 ちなみに、やはり信じられなくて、会社で同僚に「スマホって毎月いくらかかってる?」って聞きまわっています(ひょっとして恥ずかしい行為?)。
 結果、大半はやっぱり本当に一万弱払ってるみたいです。 2人だけ3000円ぐらいの例外がいて、それぞれ「SIMカード入れ替えて使用。今OCNが熱い」「パケット従量プランにしておいて、ソフト更新・ダウンロードは極限までしない」でした。
 あと、若い奴で「通信費用を一本化したから、それほど高い感じはしない。家の電話とネットは解約したし、通話はLINEだし」というのも居ました。まぁこれが若い層の当たり前のスタイルなのかもしれません。