逆張り大好き

 子供も寝静まったある日の11時前。 なんだか激しく体に悪い物を食べたい衝動に負け、マクドにおもむきビックマック単品を喰ってしまった。
 こういう勢いで喰うと、なかなかに美味しゅうございました。 ことわざにありますように「ゴミが喰いたい時はゴミが旨い」なのです。ごめん今つくった。 
 
 で、個人的には、いつかマクドナルドは立ち直る可能性が高い、と思っています。
 (それなりの大金はかけたであろうに)あいかわらず安っぽい内装や、土日の夕方なのにガラガラのドライブスルー、コーヒーだけで粘るまばらな客、と悪い雲行きを上げていけばキリがありませんが、正直「安けりゃ喰う」のではないでしょうか。
 証拠はあります。ぜんっぜん下がらない株価です。 前年比売り上げマイナスや黒字の見通しがたたない状況のなか、2600円前後に貼り付いた株価は、あろうことか去年の10月から年末に掛けては3000円まで上げしてしまいました。
 空売り爆死です。(昨今の株安でもとのレンジに戻ってきましたが、ここからがまた下がらない)


 どうしてそんな経緯をしっているのかというと、私がずーっと株価をウォッチしていたからです。 なぜウォッチしていたかというと、「バカみたいに暴落したら優待狙いで買おう」と思っていたからです。
 ところが全然さがらない。赤字なのに。ガラガラなのに。 いろいろ理由はありましょうが、私と同じような人間や、「まぁ優待有るから持っとくか」という個人株主が多いのが原因の一つではないでしょうか。
 そんな人間に共通する思い、それは「タダなら喰いたい」です。「タダでも喰いたくない」では無いのです。 
 ちまたではボロクソですが、じつはこの何十年にマクドが積み上げたものは大きく、まだまだそれなりに愛されてはいるのです。

 
 そうとなれば復活の方向性は簡単です。「高齢化を先読みして、ヘルシーかつ高い客単価で・・」そんなものは別のブランドでやれば良いのです。
 安く、安く、ひたすら安くで攻めれば良いのです。 円安で厳しいとは思いますが、業務スーパーに出来るのに、マクド様の購買力に出来ないわけがありません。
 肉が緑だ黄色だと騒がれたら、眉一つ動かさず「ごめんね本物の鶏肉使っちゃったから」と言えばOKです。 25年前はみんな、「ミミズだネズミだ」と言いながらも(そしてひょっとしたら、と思いつつ)美味しい美味しい言って喰ってたんです。 
 断言するけど、山田ラどん(仮名)の方が絶対やばいって。
 
 牛丼並と対抗できる価格で(せめてテリヤキバーガークラスの)昼のセットを出せたとき。 それがマクド復活の狼煙となるでしょう。
 セット500円ならサブウェイ行きますって。