みかん二題

●生活の知恵

 電子レンジの中が臭い。いちおう飛び散った食品は拭いているものの、こびりついてしまったものもありなんだかスッキリしない。

 キッツイ洗剤で清掃すればマシになるのであろうが、食品をあつかう(かつ入り組んだ形状で丸洗いできない)ものに劇薬を使うのもなんとなく気が引ける。

 

 と、そんなときに、ネットで生活の知恵をたまたまみかけた。

 「みかん三個分の皮をレンジでチンして拭けばニオイも汚れもスッキリ!」

 ほほう。 廃棄物の有効利用、いいじゃありませんか。

 さっそく(あまり期待せずに)試してみた。

 結果・・・意外に良い! 完全では無いが、かなり気にならなくなった!!

 

 みかんの皮から出た高温の水蒸気と油分が、こびりついたヨゴレをしっかり浮かしてくれている。また、それが結露しほどよい水分となっているので拭き取りもしやすい。

 

 コツはそこそこ長め(五分以上かなぁ)に作動させて、皮の水分をしっかり水蒸気としてとばすこと(皮がカラカラになるのでわかる)とみた。

 

 オススメです。

 

ライフハック

 実は私にはある特技がある。

 それは「みかんの皮に小さな穴を開け、そこから中身をすべて抜き取って食べる」だ。後には原型を保ったままの、みかんの皮が残されるのだ。 たまに土産物屋でみかけるウニの殻みたいな。

 それ何の役に立つの、といえばちゃんと用途がある。残ったみかんの山のなかに、その皮を穴を下にして置いておくのだ。 すると、知らない第三者がみかんを食べようと手に取ったときにくしゃりと潰れて非常にしてやられた気持ちになる、というもの。

 しかけた方は一等賞をとった様な気持ちになる、という塩梅だ。 外観からは中身の有無は見分けが付かないので、たまに自分でもひっかかってやり場のない怒りに見舞われるのが副作用だが。

 この特技、自分以外にやる人は見かけたことが無かったのだが、先日、子供(大)にしかけられて非常に悔しい思いをした。 いらんことおぼえやがって!