選挙報道に思う

 今回の解散と、それにともなう選挙について。
 ニュースでは「(希望の党に合流しようという)前原氏の奇策に、楽勝ムードだった自民党も冷や汗」等の報道を散見しますが、個人的には強く違和感をおぼえます。 「いや、あれは自民党(と公明党)に塩を送っただけじゃね?」と。

 少なくとも有権者としての私は、「民主党員が、希望の党に鞍替えした! じゃぁ投票してやろうか!」とは思いませんけどねぇ。
 むしろ、この国の野党は理念も矜持もないのか、とますます嫌気がさしますがどうか。
 私以外の有権者もそうだとすると、行動の選択肢としては「もう選挙行かねー」か「しかたない消去法で自民党に入れるか・・」でしょう。
 共産党も票を伸ばすと思いますが、さすがにマジョリティにはならないでしょうし、どっちにしても組織票の強い自民党公明党の勝ちパターンでは無いでしょうか。

 
 しかしもしかすると、そういった報道の背景には、「マスコミの首都一極集中」があるのかもしれません。
 つまり、首都圏では小池百合子氏の人気や影響力が非常に強く、そこに乗っかるという戦法が、首都圏では有効性アリと感じられるのでは、という仮説です。(地方では神通力は無いので違和感を感じる、という構図)
 


 まぁどちらが正しいかは来月には分かります。 


 しかし、蓮舫氏も山尾氏そうだったけど、民進党の方々は本当に自民党に塩を送るのがうまいよねぇ・・。 
 阿部さんの手兵か政府機関を私用しているのかは知らないけど、敵の醜聞見つけて、市井でうまく発火させる優秀な部隊があるのかもしれませんが。