格差の詩〜ほどこし

 仕事を終えて家に帰ると、テーブルの上に「食べないで」と書いた紙とともに、パンの耳が入った袋が。なんじゃこりゃ。
 皆すでに寝ていたので、翌朝になってから妻に聞いてみた。

 「あれはね、ママ友さんに貰ったの」 らしい。 深まる謎。


 なんでも、子供(小)を交えての立ち話の最中、子供(小)が 「公園のハトさんに餌をやるのが夢」 と言ったらしい。
 「だから、パンの耳を残そうと思ってるんだけど・・・いっつも我慢できずに気づいたら全部食べちゃってて、残せないから、あげたこと無いの・・・・」
 
 それを聞いたママ友さんが、後日、
「これ! うちで余った物だから、お子さんに渡してあげて! けどちょっと古いから、人は食べないでね!」
 と持ってきてくだすったのが、くだんのパン耳ですと。 



 ・・・・なんかうち、ママ友さんの中で、すっごい風に思われてね?