最近の「なんだかおかしいもの」その1

 関西にいるとあまり気付かないことだが、首都圏にいると、結構米軍が身近だ。
 特にうちの近所には横田基地があり、輸送機なんかは一日に何十回も離着陸している。おかしいよ。
 何がおかしいって、あの飛行機たちは、飛ばしても一銭も利益を生んでいないのだ。
 普通、旅客機で海外まで行くと、何万円もかかる。しかもそれが何百人分だ。民間機は幾ら儲けを上乗せしてるといえ、それだけの金をとるのだ。飛行機を一機飛ばすのには、莫大なコスト(人件費とか設備費とか燃料費とか)がかかるというのは想像に難くない。
 それが米軍は一銭もとらずに、あんなにバンバン飛ばしてるんですよ! なにか猛烈な違和感を感じる。おかしいよ。
 そういう目で見ると、軍隊ってものがいかに金がかかるかを垣間見た気がして、げんなりする。
 戦争する金があったら、大抵のことは解決できるんじゃなかろうか。100万人に100万円づつばらまいても、やっと1兆円だし。
 北朝鮮から100万人拉致してきて、それだけの金で日本で遊ばせてから送還したら、いやでも国がガタガタになるんじゃないか?
 なんとなく免罪符になっている「国益」てもんを、きっちり金額で表して、どこまで金を使えば妥当か考えた方がいいんじゃなかろうか。