後輩を迎えに行き、夜更けまでくっちゃべる。
 彼は、「趣味を仕事にしてやり甲斐があり、忙しさに山谷があり暇な時は結構ヒマ、しかもサービス残業全く無しで給料も悪くなく、プライベートもきっちり重視」という、天竺か桃源郷にしか存在しないような労働条件で働いているそうだ。
 普通なら、エロ雑誌の裏表紙の開運ペンダントの体験談よりあり得ない話なのだが、どうも嘘では無さそうだ。
 やっぱり、会社なんてどこ行っても一緒だよ、なんて言うのは思考停止だと思った。
 さぁ、俺の次の会社はどうだろうか。