仮説

 神戸には(昔から較べたら減ったけど)信号待ちでライトを消す習慣があって、免許を取った頃はそれが当たり前だと思っていた。 だって、対向車や前の車がまぶしいですやん。 まして、自分が乗ってた車は車高が低く、他車のヘッドライトの直撃を食らうので、疑問を持ったことは無かった。(教習所でも消せと教わったし)
 ところが程なく、色んな所に車で出かけるようになって、この習慣が他の地方ではあまり無いことに気付く。 東京にも無い。
 なんでかなぁと常々思っていたのだが、夜、2号線を運転しながら、仮説を思いついた。
 神戸は坂が多いから、当然坂の途中で信号待ちをすることも多々ある。
 上り坂で停車する時は、車体が傾くから、ヘッドライトは前の車を直撃し、たいそうマブシイ。 それとか峠みたいになっている所とか。
 だから、自然発生的にライトを消すのがマナーになって、それが時代とともに理由が忘れられていって、習慣だけが残ったのではないだろうか。
 この仮説を立証するには、他の坂が多い地域でライトを消す習慣があるかどうか、それを調べたらいいのかな。 長崎なんかどうだろうか。