読書

 何か読む物が欲しくて、電車が来るまでの数分間に慌ててジャケ買いした本がおおハズレ。
 

預金封鎖―国はタンス預金を狙っている (祥伝社黄金文庫)

預金封鎖―国はタンス預金を狙っている (祥伝社黄金文庫)

 ただキーワードとして「インフレだ!」「大恐慌だ!」「円の破綻だ!」と危機を煽るだけで、その考察に行き着いた過程を述べようとしない。 それが読みたいのに。 ある種結論はどうでもいいのだ。
 文中、「その理由は長くなるから書かない」(実際にそう書いてある)のオンパレード。
 そもそもなんだよ。恐慌とデフレが一緒に来るって。 スタグフレーションの凄い奴が来るって言いたいのか? わからん。
 こういう筋の悪い本は、お金のムダ以上に、毒になるからあまり読みたくないのだ。
 予言している事がすべて胡散臭く思えてくるから。 実際には、言っている事が100%実現しないなんて事はまれで、幾つかは起こるかもしれないのに、除外してしまいたくなるのだ。
 あーむかつく。浅井隆以来だな、こんなハズレは。