カリスマ

 会社から駅に向かって帰っていたら、社長に良く似たオーラの(なんか、「みっしり身の詰まった」感じがするのだ)後姿を見かけたので「○○さん」と声をかけたらやはり社長だった。
 しゃべりながら駅まで一緒に歩いたのだが、「たしか住んでるの神戸でしたっけ?」とか憶えてくれていて驚いた。こうして話せるのも小さい会社の良いところかもしれない。
 今の会社で辞めてぇと思うことも多々!あるし、私個人が斜に構えた部分が無いではない(「みんなで頑張ろう!」とかの掛け声にたいしては勝手にしろよ、みたいな気分になる)人間なのだが、社長と話して(他愛もないことを話しただけなのに)素直に元気づけられた。なにやらすっきりした気分になったというか。あーもうちょっとがんばるかなぁ、みたいな。
 会う人をこういう気分にさせる、こういうのをカリスマ性というのかもしれない。
 前の会社はそれなりに大きかったので、社長に話しかけるどころか、見かける機会さえ正月の年頭説示ぐらいしかなかったが、あの社長も実際に会って話したらそれなりに何か感じる所はあったのだろうか。遠目にみた感じは「外見も器も小さい男」ぐらいの印象だったが・・・。