おもひで

 デジカメを久々に見に行って驚いたのが、顔検出がほぼ普遍的な技術になっていること。
 なんだか5年以上前に書いた特許を思い出した。
 「複数の画像データを記録したデジカメ等を、ストレージに接続した時、データ内の顔を認識して個人を識別し、フォルダやストレージデバイスを自動で分ける」的なものだったと思う。
 たしか分け方とか、保存方法とか画像処理で細かい請求項沢山ぶら下げてたような気がする。
 ちなみにこの特許、実は最終的には提出せず、手元に眠らせてしまった。
(最初に持っていった知財の担当者が、先行例の調査も無しに「弱い」だの「もっと膨らませる必要が」だの言って受け取らなかったので、面倒くさくなって放置した。そのうちに忙しくなり、それきりになってしまった。)
 当時は顔検出がここまで早急に実用化すると思ってなかったから、10年は先の話だなと思いながら書いていたが、この勢いだと個人識別も早期に出来るようになるかも。(もうなっているかもしれないが)
 自分ではすでに先行例を調べたり、結構細かい所まで書いていたペーパーだったので、勿体無かったかもしれない・・・。