薄利多売

 マンション購入を検討している友人宅で、彼がモデルルームで貰って来た資料をみていたところ、「提携優遇ローン:0.94%!!」というのが目に入った。
 すごいなこりゃ。
 国債の入札結果をたまに見るのが趣味なのだが、直近の10年物で利率は1.3%ぐらいだ。
 ざっくり考えるとこの貸し手は、マンション購入者にお金を貸すより、黙って国債でも買っておいたほうが儲かる事になる。
 ま、0.94%っていっても、変動だし。そのうち金利が上がる事を見越して、とりあえずは安い金利で借りさせておくという手なのだろうな・・・。
 と思っていたら、30年ものの国債でも2.4%の利率でした。現在の一般の住宅ローンでは、変動金利と30年固定金利の間のプレミアムは現在1.5%も無いようだ。やはりおかしい。30年国債の方が儲かる。
 どうなってるんだろう。マンションの事業者から、提携ローン会社にいくらかキックバックしてるのかな?