たまには政治に思う

 だいぶ前に同じことを書いたが、なぜ自民党は解散選挙を避けるのだろうか。 
 もはや何をしても無駄なんだから、さっさと選挙をやって、民主党衆議院も明け渡せばいい。
 そうしてから、野党として民主党を揺さぶるのが、戦略として効率がよいと思うのだ。
 何故かと言うと、民主党が政権取ったとしても、経済、外交はもちろん、年金、郵政、天下り、どれにも満足のいく結果が出せる可能性はとても低い。なにかと閉塞感の漂う現状、国民はいわば「魔法」を望んでいるが、魔法はあり得ないからこそ魔法。誰もそんなアウトプットは出せまい。
 次善の策(というより本来の方法論)としては、「骨太な」ビジョンと戦略を示し、実行可能なプランに落とし込む、というものだろうが、
そんな物はまして望めまい。ていうかあんな寄り合い所帯で、そんな難しい利害調整無理無理。
 民主党政権は勝手に自滅していく。そうやってもたもたしているうちに、程度の低いマスコミが、手のひらを返したように攻撃を始め、支持率の低下を援護射撃してもくれる。 
 細川政権のときなんて、支持率90%以上あったんだぜ!それでも何もできなかったんだし。   
 そんな中自民党は、小沢内閣の攻撃材料に事欠かないだろう。4年も待たずに政権は自民党に戻ってくるに違いない。(その時点でほかにましな選択肢があれば違うだろうが、公明、共産と羽柴秀吉ぐらいしかないだろう。消去法でのこるのは仕方なく自民党だ。もちろん公明党も一口乗ってくるだろう。)
 早く政権渡しておけば、次の参院選にさえ間に合うかもしれない。
(なんだったら、今のうちに官僚と話をつけて、「不祥事の時限爆弾」を仕込んでおいてもいい。「小沢政権のときに爆発させてくださいよ・・。そしたら次の自民党に権力が戻ったときに便宜は借りますから。」とでも言って)


 とまぁ基本的に未来に悲観的なこのシナリオだが、残念ながらうまくいく可能性は高いと思う。
(というか、放っておいてもなし崩しにこう転んでいくだろうから、早く手を打ったほうが得だ)

 どうでしょうか、内閣の皆様。

 まぁこれぐらいの決断ができる政権なら、他にもっと有効な政策も実施できていただろうってことか・・・・。