生活費をおろしにコンビニのATMへ。
カードをいれてから認識するまでの時間とか、なにかと間があって手持ち無沙汰なので、目前に山積みになっていた人他人様の取引結果のレシートを見てみた。すると興味深い結果に。
15枚ぐらいのうち、ほとんどが残高10万円以下。10万円以上は二人しかいなかった。
まとめるとこんな感じ。
・100万円以上・・・1人
・50〜100万・・・1人
・10〜50万円・・・0人
・10万円以下・・・・のこり全部
(千円台も多し。うち「引き出し額に対し残高が足りません」と「−42万円」の二人を含む。)
上記の結果から見るように、中間層(10〜50万円)の喪失が著しい。
なぜか。下記の仮説を考えてみた。
■仮説その1 「そういう口座」だから
コンビニで下ろすような普段使いの生活口座だから、そもそも大きな額をおいていない。貯蓄は別の口座で。
■仮説その2 格差社会
世間でよく言われるところの、「中流社会の崩壊」の一端がここに。
とくにコンビニは「金がある」とされる老年人口が使うことは少なく(もし利用しても、レシートはちゃんと処理しそうな気がする)、より格差が明確化している。
■仮説その3 季節性
時期的にも月末だし、テレビ等で耳にする「給料日前だから苦しくて・・・」というアレ。「普段は数百万円入ってるんだけど、たまたま月末で少なくなっている」なんて人はかなりイレギュラーだと思うので、上記2に含まれる気がしますが。
そう言えば昔から謎なんですが、メディア内で台詞として発言される時「ホントにすっからかんで次に入ってくるまでお金がない」のか「毎月の生活費(もしくは遊行費)として決めている分が残り乏しい」のかどちらを意味するんでしょうかね。江戸時代(エンゲル係数がやたら高い)や学生ならともかく、さすがに後者だと思ってるんですが。
しかし興味深い。現実は仮説1と2が入り混じったものなんだろうけど、どちらの影響が大きいのかが核心だな。
地域性とか時刻を加味してリサーチしたら、もっとその辺の傾向が浮かび上がってきて面白いのでは。
経済学部の学生の方、卒論にでもいかがでしょうか。