失礼千万

 違う部署の若手と、昼飯を食っていたときのこと。
 「今度の休み、部署のみんなと休日集まるんです」
 「へー。なにすんの? 慰安で酒飲むの?」 
 「いや、体育館借りて、いろいろスポーツします。ミニバスケとか、スポーツチャンバラとか。」
 「・・・・スポーツチャンバラ!」
 「あ、Iさん(俺だ)、スポーツチャンバラやってるんでしたっけ。」
 「うん。そうやってやるぐらい、案外メジャーだったんだなぁと思ったよ。 道具は借りるの?」
 「ええ、貸してくれるんですよ。 頭につける風船もセットで。」
 「・・・・・風船も。 ・・・・そのスポチャン、ちょっと違うわ。」
 「え? Iさんのスポチャンはどんなルールなんですか?」
 「・・・あのね。」
 「はぁ。」
 「キミは今、大変に失礼なことを言ったよ?」
 「はぁ。」
 「キミの今言ったことは、まじめに野球をやっている人間に、
    『僕のやってる野球は、酒を飲みながら、ジャンケンで負けたら脱いで行く奴なんだけど、キミの野球は?』
  て聞くようなもんだよ?」
 「はぁ。」

 
 
  失礼の一言につきます。
 
  以前、私が彼に対し、
 「○○君てそんなに物知りで賢いのに、なんでそんなつまらない大学行ったの?」と聞いて、妻に「失礼やろ!」と怒られたことがありましたが、それより100倍失礼だと思います。 
 あれは素朴に不思議に思っただけだから仕方なかった。