会議こそ我が命

 以上の流れを受けて、実務者(課長以下)レベルのミーティングがあったのだ。
 会議の主題は、「装置構成の案を、いろいろ話し合いましょう。」
 課長はメカおたく(エンジニアとしては優秀。たぶん。)なので、「こういう装置構成にしようと思っている」だとか「ここはこうしたらどうだ」と、饒舌に彼の考えた装置案を開陳しつづけるのだが、彼が言うその装置を今から作ると、明らかに2年はかかりそうだ。
 俺の中でのこのミーティングの目的は、「このプロジェクトの現状がどんなにやばいか認識してもらう」なので、盛り上がっている彼に冷水を浴びせることにする。