今度開発する商品について、課長からガイダンスがあった。
話をきいていると、かなり開発量が多そうだ。ユニットだけでも数個ある。
それなのに、リーダ/俺、メンバー/去年の新人(設計始めて半年だが、入社以来、皆忙しくて完全放置していたので全然育っていない)という弱体布陣。
「いや、このメンバーでこの量は無理やろ」と言うも、「派遣さんも使ってください。それでいけます。」と断言する課長さん。
「無理。新人も派遣も、権限や知識がないので、よほど簡単な部分じゃないと設計が進んでいかないor不具合を仕込まれる。なので明らかにこのメンバーでは、『自分が設計しつつ、横に貼り付いて始終相談・チェック』というスタイルでないとまわらない。
その上リーダとしての管理・他部署との折衝業務までするとなると、この期間ではあきらかに無理。
自分と同クラス以上の人間がいて、詳細設計を任せられたら回せるかもしれない。」
と反論したら、以下のように返された。
「そう、あなたが設計に手をだしたら、ダメなんです!
CADに手をふれないで、設計はちょっとチェックをするぐらいじゃないと!
今回の設計のキモはせいぜい2、3箇所ですから、そこだけチェックしてれば充分まわります!
あなたが不安なのは分かりますが、
私がそういう仕事のやりかたを教えてあげますから!」
・・・・それは本当かぁ〜?
しばらく言い合った後、緊急の不具合対応があり、打ち合わせを切り上げて業務に戻ったのだが、
どうも私はよほど不信感に溢れた表情をしていたらしく、後ほど件の課長からフォローのメール+電話があった。
「懸念・不安に関しては、しっかり計画を立てれば解消できます!
とにかく慎重に慎重に計画をたて、不安要素には万全の手当てをしておいて、あとは楽観的に行動する、これが肝要です。
私がしっかり指導しますから、いっしょにやって行きましょう!
まずは私を信頼してください!」
まーそこまで言うなら一回騙されてやるか・・・と思いつつ。