ちょっと調査

 「マンション」「建て替え」で検索してみた。
 要点は、どっかの掲示板で掲載されていた、下記の書き込みに集約されているようだ。

「今老朽化しているものは、結構容積も余っていて、建替えと同時に広く出来るし増築して分譲してその分を建替え費用に当てることも可能だけど、10年〜20年先は、容積の余りもなく、少子化ともあいまって、なかなか難しくなりますよ。老朽化する前に売り逃げが一番賢いと思う今日この頃です。」

 近い将来、みんなすごく困る事が確定しているけど、名案もないし現状維持、といった状態のようだ。まさに年金問題と同じ構図。
 「現在の基準に適合しないので、建替えたら狭くなる」みたいな建物もあるみたいだし。そりゃこまるな。


 「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」てのも制定され、「建替えに参加しない者等からマンション建替組合が区分所有権等の買取りを行うことができるものとする。」とか「高齢者など建替えに参加することが困難な者に対して、公共賃貸住宅 への優先入居などの居住安定のための措置を講じる。」とかいろいろ決められているみたいだ。いろいろやってるんだね。

 でも加えて、「建替えに関しては大幅に容積率を緩和」とか「リバースモーゲージの拡充」とか、システム的にもいろいろ手を打っていかなきゃ解決には程遠いだろう。

 また、それと同時に、建替え問題がクローズアップすれば、「100年住宅」的なマンションがもっと持て囃されるようになるだろう。 マンション延命技術の開発も加速するだろうし。

 思うに、「区分所有」というこの方式自体、日本では歴史が浅くて、いまが正に過渡期の様な気がする。つまり、「こうなることを誰も考えてなかったor先送りしていた」。年金と一緒だなほんと。

 さて、自分に振り向けてみるに、やっぱどこかのタイミングで売らないと、というところだろうか。
 とはいえ、(「売り逃げが一番賢い」というどこかの人の意見を掲載したりもしたが)、売った後どこに住んだらいいのだろうか。 一戸建ても現状では30年ぐらいで建替えられているようだから、「100年住宅」的なものを志向していないと、定年と建替えが同時に来て困った事になる。実はやっぱ賃貸が有利?・・・。うーん。