恵方巻き

 もともと海苔屋の陰謀と言われている恵方巻きの風習。
 昨今始まったような商業主義が透けて見える風習(ハロウィーン等)なら、ひねくれて育ってしまった現在の私は絶対に踊ってやらないのだが、コイツは幼き純真な頃から実施しているので、今となっても案外律儀に執り行っている。
 (でも同じ古くからの風習でも土用のウナギは魅力感じないな・・。「無言で巻き寿司一本一気食い」というエンタテイメント性が気に入っている部分もあるのだろうな)
 今年は行きつけの寿司屋で太巻き(¥550/本)を予約して食したのだが、しかしこの慣わし、妻には評判がよろしくない。
 「せっかく美味しい寿司が、味も何もわからない。なんで、普通に切って食べたよ。」
 貴様ッ! それでも日本人かァッ!!
 試しに、子供が残した太巻き(輪切り済)を食べてみました。あ、こんな味だったんだ。おいしい・・。さすが大将が毎年泣きながら作っているだけの事はある。
 あの食い方はたしかに、「後味」と「のどごし」ぐらいしかわからんからな・・・。