謎の子供手当て

 わからん。 誰か教えてくれ。
 支給が始まった子供手当て、とりあえず月に1万3千円ナリ。
 良く知られているように、これとトレードオフで、児童手当(3歳まで1万円、それ以上は5千円)が廃止される。
 このため、純粋な所得の水増しは8千円。子供が3歳までならたったの3千円だ。
 年間の所得増は、それぞれ9万6千円と、3万6千円になる。
 さらにトレードオフといえば、忘れてはならないのが、扶養控除の廃止。
 子供1人、妻1人なら、2人分の扶養控除がなくなる。
 とても大雑把な計算だが、1人30万円の控除として、妻子で60万円。だいたい税率20%として・・おいおい、
控除廃止で12万円の増税やないか。
 所得UPより、はるかに増税の方が大きい! 
 
 で、何が分からないのかというと、上記の計算が根本的に間違ってないかということ。 だって、結局大多数の人が目先だけでもトクをする制度だからこそ、党首のすげ替えだけで民主党支持率が盛り返してるんでしょ?


 もしこの計算が合っているのなら、現在の子供手当てで所得が上がるのは、ごく一握りに過ぎない。もともと住民税、所得税を払っていない生活保護世帯と、初めから児童手当を貰っていない高額収入世帯※だ。
 それならもっとマスコミで叩かれている筈だし、菅さんにしても結局増税を涼しい顔して進めてることになるから、「民主党盛り返しムード」になんかなる訳ない。増税なんだから財源にしても、そこまで足りない筈は無い。


 だれか分かる方、教えてください。


 ※高額収入世帯にしても、扶養控除の廃止で税率ランクがあがったら、実はやっぱり損したりするのだが・・。