それはどうか

 ユニットバスを見積に、ТOТO(←「Т」はキリル文字のテー。なので仮名。)のショールームへ。
 基本的に風呂場に思い入れはないので、安いグレードのなかでも一番安いものに、冷たく感じない床だけオプションで付けようという計画だったのだが。
 そしたら、床単品のオプション追加費用と、全体をひとつ上のグレードに上げる(床は付いて来る)のと、大して値段がかわらなかったので、さすがに下から2番目のグレードに。
 細かいオプションを決めていたら、「魔法瓶浴槽ライト」というのが+3万5千円で存在した。
 4時間で2℃しか湯が冷めないと言うスグレモノ。(さらに上位では「6時間で2℃」らしい。)
 私だけ深夜に風呂に入るので、丁度いいのでチョイス・・・・しようと思ったが、ふと気になったので聞いてみた。
「これ、普通の浴槽なら同条件で何度下がるんですか?」
「えー・・・(カタログをめくる)・・ありませんね(ちょっと焦って)少々お待ちください!」
 少々のはずが結構長く待たされる。なにやらものすごい調べたり、聞きまわったりしている模様。悪い事きいちゃったなぁ。
 15分ぐらいして、ようやく戻ってきた。
「はっきりしないのですが、標準の浴槽だと3℃から4℃さがる様です。」
「・・・・・・・・・。それは『結局あんまり変わりない』ってことですか?」
「いや、もっと長時間置いたら歴然と差がでます!」
 大人なのでそれ以上はつっこまないでおきました。

 
 ですが、その他オプション項目で、「浴槽内をブルーや紫の光でライトアップ」というものに差し掛かったとき、思わず「いらねぇー・・」と呟いたら、「チョイスなさるお客様は非常に珍しいですね・・・・」と同意してくれました。