意外な一面

 今回家を建てるべく買った土地だが、もとは大きい駐車場を8区画ほどに分けたもの。
 売りだすと聞いて、うちが一番最初に買った。(というか、買うことをネタにして区画割りや位置をだいぶんわがまま聞いてもらった。まぁもちろん値引きも少しはして貰いましたが。)
 買う前も買ってからも、そして全区画が売れてからも不動産屋がよく口にしていたのが、「最初から、前面の目立つ区画が売約済みになっていると、すごく有難い」ということ。セールストークかなーと思って話三分の一ぐらいに聞いていたのだが。確かに割と早く全区画売れてたけどね。
 先日、すでに入居している他の区画の人とたまたま立ち話をした折、購入した時の経緯を聞いたら「見に来たら一区画売れてたんで、慌てて買った」とのこと。へぇー。
 うちの母曰くも、「どんな商品でも、誰にも売れてないもんを、最初に買う人間なんか、なかなかおらへん」らしい。へぇー。
 自分のなかにそういう発想が全く無かったので、驚いた。いや、正確に言うと、「(最初に買うことを避ける人間が存在することは当然と思うのだが)自分の判断材料の中にそういう要素が全く見当たらないことを再発見してひどく驚いた」だな。
 今更この年になって、しらない自分なんてあるもんなんだな・・。
 ちなみに、「売れ残っているものを買う」ことも全く抵抗ありません。自分が欲しいと思えば。