その他の感想

 ・この制度、社会的に納税装置と化しているサラリーマンが、少しでも税金を取り返せる貴重な制度となっております。
  うちは生活費節減のため、「少しでも食費を浮かす」ことを念頭に特産品を選びました。干物とか卵とか。
 (食物ばかりでなく、工芸品や家電もあるようですが。伊那市のパソコンとか。)


 ・納税者を多数抱える大都市にとっては、この制度は減収につながる、いまいましい制度と思います。
  みんなが当たり前に利用するようになったら、けっこう動く金がでかくなるんじゃないのかなぁ。
  逆に人口(とりわけイキの良い納税者)が少ない田舎の自治体はデメリットは少ないでしょう。(事務処理は大変でしょうが・・)
  こんな制度を波風立てずにさっくり成立させてしまう、地方重視の政治的パワーはすごいと思います。
  まもりたい、一票の格差


 ・これ、「お礼の品」を、換金性の良い商品券とかにしたら、かなり有効な節税スキームになるんじゃないのかなぁ。
  別に特産品じゃ無くても良いみたいだし。
  「寄付金の8割相当の額の商品券あげます」とか。全国から高額納税者の寄附が殺到するよきっと。
  自治体も、「薄利多売」って感じで効率化したらかなりの金を集められるだろうし。
  まぁ実際にやったら、国がすっとんできて教育的指導されるんだだろうけど・・。


 ・とはいえ、マンパワーの劣る田舎の自治体にとって、事務処理が重荷なことは容易に想像できます。
  入金の確認、特産品の調達と発送、証明書の作成と国への申請・・・。
  その辺をビジネスチャンスとにらんでか、すでにいろいろな代行業者がこの制度に群がっているようです。
  今回利用したポータルサイトとか、特産品の送付を代行する業者とか(JTBがやっていた)。
  商魂たくましい。