悪魔の棲む家

 以上、実は話の枕です。本題はこれからなのです。

 先日、子供(小)とネイルサロン前を通り過ぎたら、ネイルサロンから整体師みたいな白衣を着た人が出てきて、隣のカウセリングルームに入ろうとしていました。中はつながってないのね。
 子供がそれを見て元気に一言。

 「とーやん、あのお店、まだつぶれないねぇ!」
 子供(小)は声が大きく、かなりの確率でお店の方の耳にも届いたはず。
 あまりの事にどうしてよいか分からず、目の前が真っ白になってしまいました。
 とりあえず、逃げるように帰りながら「思ったからと言って口に出してはいけない。」ということを説教しました。 

 家に着いた後、妻にこのことを相談。
「いくら子供だからって、あんな事が口からでてくるだなんてちょっと尋常じゃ無い!
 きっとこの子にはサタンが取り憑いているに違いないよ! どうしよう!
 たまに日曜朝、ありがたい話のパンフレット持ってくる迷惑ババアおるやん?!
 あの人に相談しようかなぁ!?」
「ふーんそう。」 あまり動じていない。
「そんな他人事みたいに! だいたい俺がどんな目に遭ったか分かって無いだろう!
『そんな、店員さんに聞こえたらどうすんの?!』ていう悲鳴をあげたくなるくらい焦ったこと無いだろう!?
 もう逃げ出したくなるんだよ!?」
「・・・・有るかなぁ。無かったら良いなぁ。」 あいかわらず反応が鈍い。


どうしたらこの大変な事態がわかってくれるのか?!
神様! この家の者の心は穢れきっています! 


まったく関係ありませんが、なぜかこの話を思いだしました。