「自社の製品の良さを、社員全員が手にとって知ってもらいたい」という社長の鶴の一声で、ボーナスの一部を製品で支給することが決まって、どんな内容か固唾を飲んでました。
商品券かな、それとも選択の余地ナシかな。「○万円分の自社製品」だそうだけど、原価ベースで計算した値か、それとも定価か、みたいな。
が、結局、「お得セット○万円分」みたいなのが数パターン用意されて、そこから選べ！って形式になりました。価格も、「価格ｃｏｍで同じ商品を揃えるよりは安いが、原価よりは全然高い」ぐらいの微妙な値付け。
特筆すべきはその品揃え。もしうちの商売をおもちゃ屋に例えたら、こういった感じ。
「１セットだけがプレステで、残りの全てのセットは、プレイディアとレーザーアクティブとｐｉｐｉｎ＠と３ＤＯのいずれかが２つの組み合わせ。そしてプレステだけはしっかり数限定。」
もう、「調子にのって不良在庫いっぱい！押し付けちゃえ！」ムード満点です。ちょっと状況は違うのですが、その昔米不足の折、国産米買ったらもれなくタイ米を押し付けられた記憶がフラッシュバックしました。
「そんなのプレステ以外の選択肢ないやん！それが限定てどないやねん！」とか「明らかに不良在庫の押し付けやん！どこが『良さを知ってもらいたい』やねん！」とか「ゴミは何台あってもゴミやで！それを『お得セット』って言われても！」とかまぁ意見は色々あるんですが、個人的には「転売不可。会社側でシリアルを控えておくからね！」ていう陰湿な施策が鼻について嫌。ていうかもうヘドでちゃうネ♪
給与として貰った以上、個人の財産をどう使おうと自由だと思うのだがどうか。
あと、「お得セット」として支給された額の分も、ボーナスの一部なのでしっかり課税されるのもすごく納得いきませんな。もちろん年金もだ。だから可処分所得としては、結構目減りするのだ・・・。
