で、この友人宅への訪問、実は個人的にタイムリーであった。何がタイムリーかというと。
************ここから回想***************
2年ほど前、賃貸からの脱出候補を探している時、ある新築一戸建てにであった(建売)。
条件的には70点といった所だったのだが、なにより眺めがよく、当時はいいなーと思っていた。(わたしの希望条件は、夜景最優先!)
が、あまりに高すぎ、当時はこら買えんわ!といって後ろ髪引かれながらもスルーしたのだった。
超無理したら買えなくもなかったのだが、本当にローンを返すだけの人生になってしまう。
我ながら子どもも出来て落ち着いたとは思うのだが、それでも根っこの所で放浪癖というか遊牧民気質は消えないらしく、私は人生を固定化するのがとても嫌だ。何かの時に逃げ出せない状況というのには、恐怖を感じる。 私にとってあまりにも多額のローンを背負うと言うのは、経済的には正にそういった状況。
あ、そこのローンを背負ったお兄さん、気を悪くしないで下さい。そこは本当に高かったんですよ。
まぁでも、実はその価格は、相場としてはさほど高くないことがその後分かったり、それ以降不動産が全般的にあがって「あんとき買ってりゃなぁ」と思ってみたり、まぁ色々あったのです。
通りすがるたびに、未練たらしく「あーローン払えなくて手ばなさねぇかなぁここの住人」と言ってみたり。 醜いですね。
************回想終了***************
そしてつい先日、何気に中古住宅をネットで検索かけていたら、見覚えのある物件が目に留まった。
そう、そこが中古で売りに出ていたのです。築1年半で約500万円下がっていました。
おおおお!まさかほんとに売りに出すとは!
しかしたかだか500万程度、下がったとはいえ高いものは高い。 ローンに人生を固定化されてしまうのは一緒だ。
そんな刹那的な消費をしていいのか! 将来友人の建築士にファッショナブルかつ住み難い家を建てさせる夢はどうした! これ買ったらそんな余裕なくなるぞ! これがゴールで良いのか自分!
でもこんなチャンスないぞ! しかも新築同様でお買い得だぞ!夜景もいいぞ!
とまぁ激しく揺れ動いていたのですが。ここで冒頭のタイムリーといった話に戻る訳なのです。
友人の家をみて、それに較べたらその家があまりに狭くチンケな家なので、なんだか急に色あせてしまって。
すごく冷静になってしまいました。
まぁ見学でもして、マイナス要素がない事を確認してから、買うかどうか考えます。反対にすこしでも?と思ったらもうその瞬間にナイってことで。
そしてこんなこといってる時点で買わないなきっと。