不動産不況

 よく駅で「住宅情報夕ウンズ(仮称)」を手に取るのだが、昨今、はしばしに不況を感じさせる内容となっている。
 例えば、以下のような。


 ・薄くなった。
   今週から、手にとって「お。」と分かるぐらい薄くなった。
 ・巻頭の特集で、完成済み物件を猛烈プッシュ。
   特にマンションは、完成前に分譲は終わらせるのが当たり前だったハズ。
   プッシュせざるを得ないぐらい、完成在庫が積みあがっているのだなぁ・・・。
 ・新築一戸建てで、「完成予定:成約から3ヵ月後」というのがあった。3ヶ月とは早すぎやしないか。下記のような背景を勘ぐってしまう。
     1、「一気に3ヶ月で建てちゃうよ!もちろん手抜きだけどね!」
     2、「資金がショートして、途中で建てられなくなっちゃた。
        でも後ちょっとだから、成約したらそのお金で建てるよ!」
     3、「完成させちゃうと、売れなかったときにどんどん古くなっちゃうから、わざと途中で工事止めてるのサ!
        どんなに放置しておいても、建ったその時が新築って感じでちょっとイイよね!」
     
  どれもアレだが、パターン2が一番いやだな。さしづめ、日本版:柳京ホテルといえようか。いずれにせよ怖くて買えまい。
 ・賃貸ページが増えた。
   これはどういうメカニズムが、正直よくわからない部分があるのだが、賃貸のページが増えた。
  (しばらく前まではそもそも賃貸のページがなかった)
   分譲のページが減ったから、賃貸の広告収入でカバー、という単純な図式なんだろうか?
   それとも、「賃金が低くなってマンション買えなくなったから、賃貸伸びてる」とかいう現象が
  背景にあるんだろうか?


いずれにせよ、寒い時代になったものだ・・・・・。
まぁ今が買い得と言えば、言えなくもない。 手を抜いて建ててそうだけど。