エコの体現者

 最近、子供(大)が自転車を欲しがっており、それで思い出したことが。
 私が丁度彼女ぐらいの頃、はじめて手に入れた自転車は、父親がゴミ捨て場から拾ってきたものだった。
 捨ててあるぐらいのもんだから錆びてかなりボロボロだったが、でかいライトがついており(電池で光るのだ)とても嬉しかったのを良く憶えている。
 思えばこのオヤジ、拾い癖がある、というか落ちているものを拾う事にあまり抵抗が無い人だった。(て過去形にしているけども健在です)
 ときおり母に、「また拾い喰いして!」と怒られていたのを憶えている。拾い喰いて。犬か。
 「最近はさすがにしなくなった」と母は言う。・・ていうか最近までしてたのか!そもそも喰いもんってそんなに落ちてるか? 謎は深まる。

 まぁ私の人生プランでは「いつか人生の節目に、本当の両親(おそらく英国の裕福な貴族)が迎えに来る」ということになっているので、あの父親は血が繋がっていないからしかたがない、ということで処理している。