ちなみにⅡ

 先日、猫のいる友人宅に泊まったのだが、最高だった。家人がすべて寝てしまったので、ヒマだったのだろう。唯一起きている俺が本を読んでいるのを邪魔する邪魔する。
 「いやぁ、ぼくタマタマここを通っているんですよ」というオーラを横溢させつつ、私の顔と本の狭い隙間を何度も通り過ぎる。 そのたびに太い尻尾で顔面をワイパーのようになぶられ、その不快なことといったらなかった。これぞ至福。まさに至高。 猫のよさを再確認した次第でした。
 そんな猫の素晴らしさを知らない人間は、是非飼うべきだと思う。 それでも猫が嫌いなどという輩は、きっと精神がサタンに乗っ取られているので、田畑に鋤き込んで肥料にでもするしか価値が無いと断言する。