格差?

 今日は妻が買い物するというので、その間、時間稼ぎのため子供とトイザラスに。
 この辺はすぐ北は随分な高級住宅街だが、ちょっと南に行くとガラの悪い区域。というわけで、トイザラスもいろんな人種が見れて面白い。
 乗り物系遊具コーナーでは小学校4年ぐらいのバカガキども4人組が、試乗用の(あきらかに対象年齢の随分低い)チャリ等にのって遊びまくっていた。試乗コーナーの外まで出ていたり、タチが悪い。
 また、大人も色々。一番圧巻だったのが、ヒョウ柄スパッツに黒のブーツとジャケット(鋲だらけ)のアナーキーなおばさん(ていっても多分30前後の人)。ごついピアスを開けまくって、化粧も真っ黒なアイシャドウとほぼ黒に近いディープパープルの口紅、とどめはアメリカンポリスのような帽子(帽子中央、ツバの上にはデカイメダルがついており、黒地にゴールドの蜘蛛があしらってある)。 まぁ、趣味は人それぞれですからなぁ・・。あのバカガキどもの母親じゃねぇだろうな、とか思ってしまった。
 対照的だったのが、おもちゃコーナーでうちの子供(大)とちょっと遊んだほぼ同い年ぐらいの女の子。いろんな種類のアイスクリーム(もちろんニセモノだがよく出来ている)を積み上げていく玩具のサンプルが置いてあるコーナーで、なにやら子供(大)と話しながら遊んでいたのだが。
 顔がかわいいこともさることながら、カントリーな感じの素朴かつ可愛らしい服がとても似合っており、かつ話す内容もハキハキしっかりして利発さを感じさせる。それでいてナマイキではなく、思いやりがあってでしゃばらない態度。 そう、これも「アタリ」の子供だ。 大事にまっすぐ育てられてるのが分かるなぁ・・・・と自分の子供と見くらべながら物思いに耽っていたら、背後から「もう行くでー」と声をかけてきた女性が。その子のお母様だな、と思い振り返ると、あのアナーキーでパンキッシュな女性が!
 えー!!「あ、おかぁさん!」やっぱりそうなの!?
 見ているとアナーキー女史、しゃがんで子供の目線になり、女の子を諭し出した。「今日は、遊びにきたんじゃなくて、欲しい物を選ぼうっておもちゃ屋さんに来たんだから、遊んでちゃだめだよ? ちゃんと選ばなきゃ。」「うん、わかった。」
 そういって2人は仲良く去っていきました。
 教訓・人生本当にいろいろ。