明朗・溌剌・無邪気

 中学受験すると宣言した子供(大)もうすぐ小学校6年生。 いよいよ塾の宿題も多くなってきた。
 そんな中、家庭内でも自然と私立中学についての話題が多くなってきたのだが、ある日妻が教えてくれた。

「新しくママ友になった○○さんのおうちにお邪魔したんだけど。
 息子さんが今年、清麿学院(仮名。西宮のそこそこ難しい私立中)に受かったんですって」
 「へー。凄いな!」

 娘が私立中学への進学をこころざし、受験勉強とやらを始めて分かったのだが、難関校と呼ばれるレベルの偏差値まで子供の学力を引き上げるのは、並大抵では無い。
 親の欲目かもしれないが、我が娘は立派に努力している。が、正直あのレベルの学校にはとうてい届いてはいない。 
 それを思うと、そこに合格するまでに達した本人とご家族の努力は本当に凄いなぁ、と素直に思う。

 「おかぁさん喜んではったやろねぇ!」
 「でしょうねぇ。」
 「で、その方のおうちどこなの?」
 「川沿いの図書館の上のマンションよ。」
 「あぁ、あのシ難中(仮名。とても難しい)のすぐ横のタワーマンション・・・。 
あのさぁ、そん時に、 『あれ、でもすぐそこにも私立中学ありませんでしたっけ?』 て聞かなかったの?
  俺やったらつい口滑らせてしまうかも・・。 
  『ほら、窓から見えるそこの! ほら、あれ!』言うて。」

 「なんでそんな悪いこと考えるの!」

 叱られました。