良書

片付けられない女魂

片付けられない女魂

読んだのは去年の話だが、なぜか急に思い出したので書いておく。

 おバカな部分の面白さもかなりのレベルなのだが、それよりも徐々に明らかになってくるバックストーリーの意外性や人間描写の厚み、ドライな様でいてとても深い親子愛など、とても厚みのあるテーマが織り込まれている。
 お涙頂戴の話が大キライな私だが、文句無く、2009年、もっとも感動させられてしまった本。 おバカ部分に騙されてしまった。
 
 世間に乱立している「ただちょっと人気のブログを書籍化したもの」では全く無い。 
 本気で、教科書や文部省推薦図書にしてもいいと思っている程だ。超おすすめ。