近所に、いつ見ても客のいない小さなお好み屋ができたので、潰れる前にと思って行ってみた。
太ったおばちゃんが一人でやってる模様。 客も俺一人。
作るのを見ていたら、ん？という箇所が。
まずタネをまるくひいて、その上に豚肉を載せる。ここまではいい。その後、「豚肉の上にタネをかけずに」ひっくり返してしまうのだ。
そんなことしたら、豚肉が直接鉄板と触れて、カリカリになってしまわんかい？？？・・・そして出来上がった物を食ってみたが、、案の定、豚肉が硬い。まぁ良く言えばカリカリベーコンみたいといえなくもないが、バリバリ音を立てながらお好み焼きを切るのは違和感があるし、そもそも好みではない。
ちなみに実家では、「載せた豚肉の上にタネを薄くかけてから」ひっくり返していた。こうすると豚肉は柔らかくジューシーな火の通り具合になるというわけだ。（と、もちろんココまで考えていた訳ではない。これが当たり前だと思っていた。）
子どものころたまに行っていた長田の下町のベタなお好み焼き屋（駄菓子も併売していて、奥の座敷で子どもが宿題しているのが見えるような）でも、そうだった気がするけどなぁ。
で、次の日会社に行ってから、同僚にヒアリング。
宮崎出身者のKさんはカリカリ派。「カリカリベーコンと一緒でそれが美味いんじゃないの」。あー精神が病んでるね。縄文系の野蛮人はこれだから困るね。小麦粉は大陸渡来の進化人、弥生系の喰いもんだからね。（上から目線で）
ということでもう一人、大阪出身者のYさんの家はジューシー派。やはりな。が・・「よく考えたらバイトしてた梅田のお好み焼き屋はカリカリでしたね」なにー！ うーむ大阪といえば粉モンの本場。そこのプロもカリカリかぁ。 それは手強いなぁ。
でも俺はジューシー派が神に祝福された正義の派閥だと固く信じています。 カリカリ派は邪神により精神が暗黒面に落とされた闇の使徒だと思うのですが、皆さんどうですか？
聖なる光の戦士（ジューシー派）、募集中。
