やりすごす一年

 すでに、一年の1/3が終わりつつある今日この頃。 私にとっての今年の風向き、みたいなものが見えつつあるように思う。

 それはズバリ「試練の年」。 というと格好がよすぎるが、正直「いろいろ面倒くさいことが起きる年」であろうという臭いがプンプンしている。

 

 プライベートでいうと、父親自身と、それにまつわる実家関係のあれやこれやの対応がいろいろ起こりそうなのは言うまでも無い。すでに顕在化しているが。

 仕事面でも、今年度から正式にチームリーダーにアサインされてしまったのだが、その関係で非常に面倒なことになりそうだ。 前任のチームリーダがかなりダメな奴で、引き継いだ形の私は尻拭きに追われることになりそうだ。 いや、俺はひっそりと設計だけしていたいんだけども。

 

 また、そんな大きい話ではなくても、いろいろ「なんかパッとしない」流れを感じる。 ツイてないのだ。

 たとえば、先日ボクスターをレンタルした際。じつはあのとき道路のポールに車体をこすってしまったのだった。

 保険に入っていたから金額的にはダメージは無いのだが、保険会社とオーナーとの間に立って、何度も連絡をとる必要があり色々大変だった。

 特に保険会社の方はいろいろ難癖をつけて修理の対象範囲をせばめようとしたり、修理費をはらわなかったりと対応が悪く、物事を前に進めるためにかなり強く窓口をプッシュする必要があり、非常に疲れたのだった。

 

 まぁ、いずれも適切に対処すれば乗り越えられない壁ではなく、よく言えば「ちょっとした試練」だ。 取り返しのつかない事が起こった訳では無いし、自分を成長させるチャンスと捉えれば感謝すべきことでさえある。

 が、しかしもう人生後半をマッタリゆったり過ごしたい自堕落な当人としては、あまり歓迎できない流れである。 声を大にして「あ、ボクそういうのいいんで」である。 

 

 というわけでこういう年はきっと、何か新しい事をするのは避けて、亀のように首を縮めてすごすのが1番なのだ。

 隙あらばちょっかいをかけて来るであろう試練の神に、興味を持たれないように。

 奴には「なんだこいつ、つまんねぇ。見ててもしゃぁねぇな」と思わせないといけない。

 老いた猫の様におとなしく、枯れた事務員の如くに目立たない毎日が必要なのだ。

 

 

 あ、それはそうと、ボクスター買っちゃいました。納車はたぶん来月。

 いや、安い中古があったから、ついカッとなって