ふりかえり

 忘れないうちに書いておく。

 そもそも、レンタルしたときはあまり良い印象では無かったボクスターをなぜ購入したのか。

 

 それは、通勤に使っていたアルト(通称ポルシェ)に深く由来する。

 彼は、1年前に足回りを変えて以来、ご機嫌なハンドリングをもって楽しませてくれていた。私も「こりゃぁ真のライトウェイトスポーツじゃわい」とご満悦だった。

 

しかし、レンタカーの真・ポルシェを借りた後日、通勤のために通称ポルシェのコックピットに座ったとき稲妻の様に悟ったのだった。

 

 「これ・・スポーツカーじゃないじゃん・・!」

 

 何を言ってるかわからねーと思うが(例のAA略)

 

 いや、真・ポルシェに濃厚に漂っていた「スポーツカーとしてのお約束」を浴びて、「そうそう、スポーツカーってこうだったよね」と思い出してしまった後の自分にとっては、アルト(通称ポルシェ)の地面との距離の遠さとか、長いシフトノブとか、包まれ感の無い運転席とか、横Gに耐えるときの自分の姿勢とか、運転や乗り降りのしやすさとか、背後の無駄な空間の存在とか、屋根が開かないとか、すべてが「あ、これスポーツカーとして設計されていない・・」と感じさせる要素になってしまった。

 なんていうか、総括すると、「アルト(通称ポルシェ)が軽自動車みたいに見えてきた」。 走らせると面白いんだけど。

 

 で、「やっぱスポーツカー乗りたいよなー」ってなって、「濃厚なスポーツカー感」を浴びるために再度購入を検討するに至った、と。

 

 

 そう言う意味ではボクスターさん、満足感は高いんですが、朝の起動時に日替わりの「燃費標語」を言ってくれるのはちょっと頂けない。

 昨日のお言葉は「窓を開ければ燃費もあがる」。 雨降ってるわふざけんな。