広報のおっさんは、質問や反論に対し、答えになっていない事ばかり長々と言う。しかも本人は、一所懸命誠実に答えているつもりだから、尚更タチが悪い。
「現状の給与体系は、会社の利益の減少が、即組合員の給料に跳ね返ってくるシステムになっている。しかし今期のようにあきらかに上層部の戦略上のミスで赤字になっても、上層部の給与には影響していない、もしくはどう影響しているかは分からない。これは組合員にとってはやる気を無くすシステムなので改善の必要があると思うがどうか」「（ながながと不況とかについて述べた末）、うちは他社に比べて、リストラをしないと社長は言っています。これで答えになっているでしょうか？」
なっていないよ。
そもそもコイツは、しばらく前に会社が「同業他社に転職する時の罰則」を厳しくしたときにこういう事を言っていた奴だ。
「こういうのをちゃんと決めておかないと、仕事の出来る強い人はどんどん他社に移り、結局弱い人しか会社に残らなくなってしまう。これでは組合員の生活が脅かされる」
その時は「有能な人間がどんどん出て行く様な企業は労働環境として既に終わっているのであって、そうならないようにするのが労組の役目だ。それが出来ないならさっさと潰れればいい」と言われていた。俺に。
