最近家に関しても、省エネが謳われており、高断熱+高気密が流行だ。ちょっと気の利いた住宅だと、かならずこれを売りにしている。
 そして分からないのが、この高気密。

 「保温のため、徹底的に隙間風を無くします!!C値○○以下!」とか良く書いているのだが、また別のページには、「いつも新鮮な空気を!24時間換気システムで、1時間に2回以上のサイクルで、家の空気をすべて入れ替えます!」とかも良く書いてある。

 この二つが矛盾するような気がする。冬場、そんなに空気入れ替えたら、寒くないのか? 夏場もクーラーの効きが悪くならないのか?
 換気システムが、熱交換型(外からの冷たい空気を、吐き出す空気で暖めてから室内に入れる熱交換器がついている)なのなら納得がいくのだが、そんなことが書いてあるものはめったにない。

 モデルルーム等にいくたびに聞いているのだが、どの営業マンも「大丈夫ですよ!」的な元気のいいだけの返事しかしてくれない。納得いかない。

 それならと、けっこう家に関する書籍(たいがいどれも手前ミソな物が多いのだが・・・)等を読んでいるのだが、やはりわからない。うーん。

 仮説1:あまり何も考えていない。都合が悪いので無視している。
 仮説2:いったん室内の構造物が暖まってしまえば、それくらいの換気では寒くならない。


うーん。 発熱筐体の設計とかしてる立場から言うと、少しでも換気があると、けっこう効くんだけどな・・・。