君の瞳に惨敗

昨年末に自らの手で作ってきた小刀。

いちおう日本刀作製の工程を経ているので、ちゃんと刃紋も見える本格的な物なのだ。

しかし1日で作った物なので、一番時間のかかる仕上げの工程は端折ってあるため、表面には粗くやすり目が残っている。

それが気にくわないので、この年始の暇なときにサンドペーパーでゴシゴシ磨いていたら、やすり目と共に刃紋まで消えてしまった!!

そういえばこの刃紋、お弟子さんが「この砥石で刃紋が見えやすくなるんですよー」と良いながら研いだあとに浮かび上がってきたもんだった。 まさか磨くと消えるとは。

 まったく理屈が分からん。だって本物の日本刀だって、最終的にはぴかぴかの鏡面仕上げしてるんやから、その時に刃紋消えてもおかしくないやん。

 ていうことは同じく鏡面仕上げまで進んだら復活するかなぁ・・。 いや、なんか違う気がするなぁ。

 

 つくづく思うが、ヘンタイ的なノウハウとこだわりの結晶やなぁ、日本刀の研ぎは・・・・。