ボクスター3ヶ月

 ボクスター(中古)を買ってから、3ヶ月がすぎました。

 現状を日記的に記載しておきます。

 

・電動幌、壊れかけ。開くときも締めるときも、同じ所でストップしてそこから先が動かなくなっている。

 焦って、初期位置に戻したり動かしたりを何度か繰り返していると、そのストップ地点を乗り越えて最後まで動いてくれる。・・・のだが、最近「何度か繰り返していると」の回数がだんだん増えてきた。遠からず、決定的に壊れる気がします。

 

 調べてみるに、幌のポジションを検知するスイッチが経年でヘタることが原因であり、この型のボクスターの特に初期型で良く発生する症状だとのこと。まぁズバリそれですな。

 買ってすぐに故障するのは不運っちゃ不運だけど、けちって10年以上前のポルシェ買ったんだから仕方が無い。

 通勤に使ってるし、いつ直そうかなー。

 

 

・ドアの内張の樹脂パネル(窓の内側)、買ったときから浮いていましたが、いよいよ大胆に反ってまいりました。

 あまりに隙間が空いて、窓ガラスが収まっていく中がちょっと見えているほどです。

 これはポルシェの持病らしいので、あきらめてどこかで交換するしか無いらしいです。

 ほんま樹脂部品、弱いなぁ。 けちって10年以上前の(以下略)。

 

・排気音はやっぱり良い。これのために買ったと言って良い。

 思えばその昔、三菱FTOMIVECエンジンのノーマル排気音がどの車種の物より好きだったが、それにちょっと似ている感じ。

 そいうやあれも6気筒だったなぁ。

 スカイラインの直6排気音は「ぼえー」という感じで、そんなにピンと来なかったんだけど。あれはターボだからかなぁ。

 

・ここ20年ほど非力なファミリーカーばかり乗っていたので、乗りかえ当初は「おお、めっちゃパワー有る!」と思っていたボクスター号。

 しかし馴れてくると、1.3tのボディにしょせん2.7リットルのNA、「いや、音ばっかりでそんなに速くねぇなこれ」と言うことに気づきました。

 ・・・・が、実はそれは誤解でした。

 5000回転半ば以上回すと、すごいパワーが盛り上がってきます。(音がけっこううるさいので、それまでは「回した気」になってしまっていましたが、実はぜんぜん美味しいところを使えていなかったという。)

 で、そのへんの吹き上がりが鋭くてこわいので、結局現在高回転は持てあましています。 ま、そのうち馴れるでしょう。

 

・外観は飽きない。

 

 というわけで、けっこう気に入っています。特に音。

 

 

 

 

貴族と賤民

 子供(大)が通っているのは中高一貫の女子校なのだが、それなりに古い歴史をもち、イメージとしては「お嬢様学校」で通っている。 らしい。

 

 押しも押されもせぬサラリーマン家庭の我が家だが、志望校として選んだときには「21世紀にお嬢様もねぇだろ」と、都市伝説ほどにもそんな要素は考慮に入れなかった。

 

 が、何年も通わしているうちに「やっぱちょっと違うのか?」という疑問が心をかすめる瞬間もなくもない。

 

 わかりやすく、娘から「○組の○○ちゃんは、○○(けっこう大企業)の社長さんの娘さんらしいよ-」という様な話を耳にしたことも幾度かあったのだが、その他にも「生活のレベル感の違い」にまつわる出来事があったりする。

 

 たとえば、クラスで、「家で使っているのはマーガリンかバターか」と先生に聞かれたとき、マーガリンに手を挙げたのはうちの子だけだったとか。

 うちの妻は「みんな実はマーガリン使ってるけど、親がバターって言ってるからバターなんだと思ってるだけだよ」と毒づいていたが、私は必ずしもそうではないんじゃないかなーと思っている。 子供(大)曰く、「え、マーガリンって何?」という子も多かったというし。

 ちなみにウチは「バター風味」と書いてあるマーガリンを使っているので、事実上はバター派と言えなくも無い(言えない)。

 

 また、これも聞いて驚いた話なのだが、冬の初めに、子供(大)の友達がこんなことを言っていたらしい。「今年まだヒートテック買ってなくて、寒いんだよね」

 「昨年のを着れば良いのでは?」と思った子供(大)が聞くと、ヒートテックは洗うとすぐによれよれになるので、1シーズン(つまり冬が終わったら)で捨ててしまうらしい。しかもけっこう大半のご家庭で。

  パーティの度にドレスを新調する貴族かよ! 確かになんだか薄くなってよれよれになってくるけどね、ヒートテック

 

 なんか貧富の差って、「豪邸に住んでます」とかより、こういうちょっとしたことに感じるなぁと思った次第です。 

 

素晴らしき哉日本

押しつけられた仕事で、トホホな目にあった。

 

 経緯としては。

 海外拠点が開発中の物が有ったのだが、その存在を本社部門が知ってしまった。コンプライアンスとかガバナンスとか横文字が気になる昨今、知ってしまった以上は本社としては野放しにはできない。

 

 そこで、最近発足した仕組みである、「社内の有識者(サラリーマンすごろくをアガったえらいさん)を横断的に集めたワーキンググループが、多角的に懸念を指摘してくれる会」  にその案件をかけた。

 海外拠点の外人が日本語で頑張ってプレゼンしたのだが、まぁ当然、それに対しいろいろ指摘がでる事となった。

 

 それに対し、後日あらためて 「頂いたご指摘に対し、ご説明に伺う会」 が設定されたのだが、その「ご説明」と事前資料の作成は海外拠点には荷が重かろうということで、何も知らない日本のメンバーに任された。

 そう、それが私。

 

 おかげでこの1週間ほど、仕事は資料のトリマトメしかしてない。 誰がどんな資料をいつまでに作製するか仕切って、回収してとりまとめて、カンパニー長含めた上司数人に確認して、言われた所を修正して、『資料の事前確認会』を設定して、またそこで修正点が出て・・。

 

 結局、本日が「ご説明会」 だったのだが、直前まで資料を修正する羽目になりました。

 

 そしてご説明(プレゼン)に挑んだのだが、その最中に衝撃の事実が判明した。

 なんと最初にかけた打ち合わせは、「有識者によるワーキンググループへの相談」ではなく、「有識者によるワーキンググループに相談するかどうかを、比較的仲の良いえらいさんに相談する会」だったらしく。

 つまり、私が主役を張らされている打ち合わせは、「相談するかどうかを相談する会、でのご指摘に対しご説明をさせて頂く会」だった。プレゼンする本人が会議の目的を良く分かっていないと言うね。まぁ誰かちゃんと説明してくれていても理解できなかったろうから、知らなくてよかった(本気)。

 

 挙げ句の果てにはえらいさん自ら 「いや、この打ち合わせで言ったこともやらなきゃいけないとか、そういうもんでも無いんだけどねー」

とか言い出す始末。

 

 そんな打ち合わせに15人も参加してんじゃねぇ!!!

 しかも 「リモートだと事業部の意気込みが伝わらないから」 とかいう理由で、みんなそのえらいさんが在籍する別の事業所に出張してリアルで集まって。

 

 パパ、おしっこちびりそうになりましたよ。

 

 

 関係ないですが、先週、

「最近、仕事で関係した他社から、ウチの対応が遅いという声を聞くことが多い。 なので、開発部門にコンサルを入れて、非効率な部分を洗い出すことにする 」

 と発表していたのは、「意気込みが伝わらないから」 と言っていた上司です。 有名なコンサルを入れるので、○千万円(後半の数字)かかるそうです。 あと、「沢山のコンサルの人に、みんな何度もいっぱいヒアリングされるから、大変だと思うけどうまく業務と両立させてね。ヨロシク!」とも言っていました。

 

 効率改善できたら良いね。

敗北が知りたい

 週末の朝は親も朝寝がしたい。

 そんなとき我が家では、先に起きた子供は台所を漁って何かしらを適当に食べるという暗黙のルールになっている。教育のたまものですな。

 そして、今日もそのルールが適用されたらしく、私が起床してリビングに降りたら子供(大)がチャーハンを食べていた。冷蔵庫にあった昨日の残りを電子レンジで暖めたらしい。

 しかし、しばらくすると、子供(大)は2階の妻に「なんか固いところあってまずいんだけど、残していいー?」と大声で問うた。 再加熱に失敗したらしい。

 すると2階から「そういうのはとーやんに食べてもらいなさーい」と声が降ってきた。

 

 おもわず、「なにその犬みたいな扱い」と呟くと、子供(大)は「いや、学校で飼ってるザリガニぐらいじゃね?」と返してきた。

 

 さすがに、「お前、さすがに父に対してそういう言い方は良くないザニ!」と叱っておいた。

 とっさの返事で語尾が工夫できたので、父の勝ち。

 

 

 ちなみに、確かにチャーハンは所々かっちかちの部分があっておいしくなかったザニ。

在宅点景

本日は、大雨でJRの運休が見込まれるため、急遽在宅勤務に変更した。

 

で、仕事も早めに終わったので夕食を作ったのだが、そのときの風景。

 

子供小「今日の晩ご飯なに?」

俺 「今日は冷やし中華だよー。」

子供小 「やったー!・・でもキュウリ無くない?」

俺 「無い。」

子供小 「・・・キュウリのねぇ冷やし中華は、冷やし中華って言わねぇんだよ!!」

俺 「・・・・。今日は冷やし中華っぽいものだよー。」

子供小 「・・・・・。」

 

父の勝ち。

ふりかえり

 忘れないうちに書いておく。

 そもそも、レンタルしたときはあまり良い印象では無かったボクスターをなぜ購入したのか。

 

 それは、通勤に使っていたアルト(通称ポルシェ)に深く由来する。

 彼は、1年前に足回りを変えて以来、ご機嫌なハンドリングをもって楽しませてくれていた。私も「こりゃぁ真のライトウェイトスポーツじゃわい」とご満悦だった。

 

しかし、レンタカーの真・ポルシェを借りた後日、通勤のために通称ポルシェのコックピットに座ったとき稲妻の様に悟ったのだった。

 

 「これ・・スポーツカーじゃないじゃん・・!」

 

 何を言ってるかわからねーと思うが(例のAA略)

 

 いや、真・ポルシェに濃厚に漂っていた「スポーツカーとしてのお約束」を浴びて、「そうそう、スポーツカーってこうだったよね」と思い出してしまった後の自分にとっては、アルト(通称ポルシェ)の地面との距離の遠さとか、長いシフトノブとか、包まれ感の無い運転席とか、横Gに耐えるときの自分の姿勢とか、運転や乗り降りのしやすさとか、背後の無駄な空間の存在とか、屋根が開かないとか、すべてが「あ、これスポーツカーとして設計されていない・・」と感じさせる要素になってしまった。

 なんていうか、総括すると、「アルト(通称ポルシェ)が軽自動車みたいに見えてきた」。 走らせると面白いんだけど。

 

 で、「やっぱスポーツカー乗りたいよなー」ってなって、「濃厚なスポーツカー感」を浴びるために再度購入を検討するに至った、と。

 

 

 そう言う意味ではボクスターさん、満足感は高いんですが、朝の起動時に日替わりの「燃費標語」を言ってくれるのはちょっと頂けない。

 昨日のお言葉は「窓を開ければ燃費もあがる」。 雨降ってるわふざけんな。

 

 

 

仮説on仮説

 長年のデスクワークの弊害で、肩まわりの可動域がひどく減っているらしいので、整体に通っている。

 施術を受けながら整体師さんともいろいろ話すのだが、ふだん接するこのとない分野の方なので非常に興味ぶかいトークが聞くことができる。

 

 そのおもしろいネタの一つに、彼の整体遍歴がある。彼自身が仕事上の勉強もかねて、とにかく色んな健康器具や施術を受けに行くらしい。

 なかにはオカルト領域に足を踏み入れている怪しい物もあり、それも先入観なくとりあえずチャレンジしてみるものの、まぁ効果はお察し。

 たとえば、「電話で『それじゃぁこれから気を送りますねー』っていうやつは全く効かなかったですねー」だそうな。

 しかし、いままでに1度だけ、気功系の手を触れないやつで 「ほんまに凄い」 奴があったと。けれどもそういった「本物」は一般に開業している例はほぼないらしく、金持ちとか政治家とかが囲い込んで、知り合いの間の紹介だけで注文をまわすようにしてしまうとのこと。

 

 へー。なろう系ファンタジー小説でも、異能(スキルだったり発明だったり・・)を現わした主人公を貴族や豪商が囲い込もうとする展開はよくあるが、現実にもそうなんだなぁ。

 まぁ、どこまで本当の話かは裏付けの取りようも無いんだけれども。

 

 

 で、もし上記の話が本当だとして妄想を膨らませていて、ふと気づいたことがあるんですが。

 ときおり、「政界や財界に食い込んだ占い師」って現実にニュースになるじゃ無いですか。 「トップって孤独だから、そういうウサンクサイものに頼る人もいるんだねー」ぐらいに思っていましたが。 

 実は、それが氷山の一角だとしたら。

 つまり、本当に「そういう能力者」っていうのが存在して、その有用性ゆえに権力者に抱えこまれているとしたら、とても夢がありませんか?

 オカルト界では「ナチス占星術に凝っていた(効いてねー)」とか「太平洋戦争時、密教が敵国折伏護摩壇をたいた(もっと効いてねー)」とか有名な話ですが、実はあれは過去の話ではなく、「本当に効果のあるオカルト」は現在も偉い人のあいだで普遍的に生きているのかもしれません。 で、庶民には出涸らしのニセモノしか露出されないと。

 

 だったらワクワクするなぁ。 だって「織田無道をテレビで急に見かけなくなったのは、実は『本物』だったことが分かって身柄を押さえられたから」とかかもしれませんよ? お笑いウルトラクイズで爆破されてたけど。