極意

 一日中いろいろ物件をみてまわり、不動産屋にある電話帳みたいな物件リストも2時間ぐらい探した。
 結果、到達した真理は、「高い物件程イイ」「相場より安い物件は必ず理由がある」という当たり前のことだった。
 言い換えれば、お買い得な物件というのは「なにもかもが良いのに安い物件」ではなくて(そんな物は無いから)、「何かが足りないから安いが、自分はそれに不満が無い物件」、そういうことだ。
 というわけで、お買い得な物件探しには、自分に必要なもの、不必要なものの見極めが必要不可欠だ。そうでないと、「何でもついてます。でもそれなりに高いです」という物件を選ぶことになる。だが、その見極めが一番難しい。
 でもその店の店長はかなりな切れ者で、彼といろいろ話しているうちに見えてきた。

 だが、それとは別に、値段の絶対的な問題があった。よく考えたら、この辺ってワンルームが6万円するんよね・・・。
 7万円だと、正味、俺より年寄りな物件とか、すごい狭いとか、山岳地帯とか、そんな感じ。(いや、昭和47年モノは凄かった・・・・)
 JR徒歩圏内のまともな物件は、家賃で7.5は払わないと、無い。
 結局、2LDK、JR徒歩8分、共益費込みで7.8、それを値引きしてもらって7.3。駐車場も1.5ですぐ隣に見つかった。足して8.8。 なんとか予算内に治まりました(ビフォーアフター風に)
 ちなみに譲歩したところは、古さ。 昭和モノです。 シカタナイネー。