いやな奇跡

 仕事で不具合の検討を頼まれたら、きわめて初歩的な設計ミス(というより図面記入ミス)であることが判明。
 図面に書いてある犯人の名前(図面にはハンコが押してある)を見たら、なんと俺と同じ名前。 もう随分前に辞めた人らしい。
 それはいいのだが、これから図面の訂正をするのに、新たに俺の名前のハンコを追加して押す必要があるのが困る。
 だって、知らない人が見たら、俺がマヌケにも間違えて、自分で訂正したみたいじゃないか・・・。