深夜の一考

 ガレー船もびっくりの過労企業に勤務しているおかげで、私の平日の帰宅は遅い。だいたい平均すれば午後10時半、という所ではないだろうか。

 で、子どもは大抵すでに寝かしつけられている訳であるが、妻も一緒に寝てしまっていることが多い。
 (ミイラ取りがミイラに・・・の構図。)

 晩ご飯は用意してくれているので、自分で暖めてご飯をよそって食べるのだが、ここがいつも頭を使う所だ。

 おかずがドンと置いてある日は分かりやすいのだが、「千切りキャベツを盛った皿がただ置かれている」場合もある。
 これは正解は「冷蔵庫を開ける」⇒「生肉がたれにつけてボウルに入れてあるのを発見」⇒「フライパンで焼いてしょうが焼きにして食べる」だ。 もちろんこれをノーヒントで行わなければならない。

 カレーなんかの時は超絶わかりやすい!と思ったあなたは素人だ。冷蔵庫にサラダやらっきょうが用意してあることがあり、ちゃんと見つけて食べないと古くなってしまう。
 同じようなミスとして、鍋一杯にヒジキの煮たものがあった場合等も要注意だ。
 うかつにそれをオカズとしてご飯をたべてしまうと、後から「冷蔵庫にメインが用意してあったのに! ヒジキとご飯だけ、などという貧相なメニューで、おかしいと思わないのは失礼だ!」と怒られる羽目になる。
 良いじゃないかそれで満足してるんだから別に。そういえば、そういう家庭で育ったせいか、料理の品数というものに関して不満というものを持った事がないな・・・。というより、そういう発想自体がなかった・・・・。
 
 まぁともあれ、晩ご飯の「正しい食べ方」に関しては頭をつかうのですよ、という話なのだが。