プライドと偏見

 以前にも書いた気もしますが、私は、人格が最終的に固まる中学校から高校にかけて、あまりに手ひどい成績を取り続けた&自分より出来る人間を見すぎてしまったため、自分の脳に劣等感をもっています。 まぁ「まず足りないのは努力だ、それを生まれ持った能力に転嫁するのはナマケモノの逃避行為だ」という理屈も大変ごもっともなのですが、それは置いといてください。劣等『感』ですから、漠然とした、理屈ではないものなのです。しかし確かにあるのです。
 そしてその「俺駄目だなぁ」と裏返しの感情として、「せめて子供は自分より頭よかったらなぁ」と思っていた訳なんですが。自分の子供の出来はわかるとして、俺自身の子供のときはどうだったんだ?
 で、先日実家に立ち寄った折、当時を知る人物(母親)に確認してみました。
 ・・・・うーん、彼女のわが子自慢を差し引いても、「息子さん」の当時の出来はそれなりに良かった模様。そういう自分も、「子供の自分」なんかより「自分の子供」の方が一億倍可愛い訳なので、正直嫌な気持ちになりました。(我ながら本当に正直だ)
 まぁ子供の時期の「頭の良さ」なんて、体の出来に左右される程度のもんだって分かってるんですが。(他より体のでかいほうが、脳も他より成熟しているので。ちなみに私はクラスで背が高いほうから2,3番に入るぐらいでした。)
 まぁ、娘にはコツコツ頑張ってもらいましょう。 最終的には、コツコツ頑張る方が勝つのです(それは俺が生き証人ではあるな。反面教師的に。)