納車されたＸ１、なんだかんだで３００キロほど乗りました。 感想。
・エンジンパワー、日常使いには十二分です。 上り坂の発進とかも意外なぐらいに力強い。
1.5トンを超える車重に1.5Lのエンジンということで、それなりに心配していたのですが杞憂でした。
まぁ、まだぜんぜん回していないので不明なのですが、可能性としては、生活車のエンジンは全開加速のときにこそ「・・・遅い」と思うのかもしれません。
なぜならば。以前のっていたアクセラ（Ｘ１と同じく重たい車体に1.5Lエンジン）でも、同じように最初は日常のパワー不足は感じなかったのですが、いざアクセルを踏みこむと「なんじゃこのもっさりしたエンジンは。ぜんぜん回転が上がらん！」という物でした。
同じパターンかなぁ・・。
・社内は基本静か。でも100キロ超えると思ったよりうるさく、「高級車」という感じでは無い。ランフラットのせいかも。
・乗り心地は悪い。所詮ファミリーカーのくせに堅すぎ。
「さすがＢＭＷ、ちょっとした段差は軽くいなす」とかレビューとかで見るけど、全然ウソ。
車体がしっかりしているのでミシミシはしないけど、しっかり揺れます。 トヨタ車ならボロクソに書かれるぞこれ。
・ハンドリングは特に何とも。まぁＦＦ車に乗ってて言うのもなんだけど「駆け抜ける喜び」は特に感じない。
期待もしていなかったので、「まぁそんなもんだろねー」程度。 ロードスターを基準にしたら、ラウムとＸ１は誤差。
あ、でも、高速での安心感はラウムよりだいぶ上。
ラウムの時はいつも「怖いなぁ」と思っていた下りのコーナーがあり、雨の日なんかだいぶスピード落としていたのだが、今回は特に意識すること無くクリア。
225タイヤの恩恵かもなぁ。
・内装は、これはレビューには「安っぽい」とか書かれてるけど、ラウムからの乗り換えなので「ええわぁー」としか思わない。満足。
シートの柄は気にくわないが。
あと、ナビと一体になった社内システム（iDrive）は使いにくいがゆえ、あまり使わないので逆にOK。
・一番の不満は見にくいドアミラー！ ラウムは四角くて広いドアミラーで、後ろが見やすく良かった。
が、このミラーはスタイリッシュに流線型をしており面積も狭く、みづらくてかなわん！
あと、リヤのウインドーも狭く、見にくくて不満。
・X1の1.5Lは実はトルコンのオートマではなく、DCTです。つまりクラッチを自動化したＭＴ車です。
わざわざクリープ現象も再現させ、トルコンに似せた味付けにしているものの、
ネット調査では「低速ではぎくしゃく感があり、トルコン方式にはは完成度が遠く及ばない」等の意見が散見されました。
が、実際のってみると、正直その差は良く分かりませんでした。 これは嬉しい誤算。
あ、でも、シフトレバーは形も位置も非常に悪い。 マニュアルシフトに過度な期待をしているお父さんは要注意。
設計者がシフトを頻繁にさせるつもりが無いか、良く出来たミッション車に乗ったことが無いか、どっちか。
まぁとどのつまり、ファミリーカーなんでしょうなやっぱり。「観念して、おとなしく乗っとけや」という声が聞こえます。
まぁ、トータル、そこそこ満足はしています。
