市井のTたち

 今週末、嫁さんが実家に帰る予定。
 で、岡山まで送っていくついでに、神戸で引越し先の物件を探そうと思う。
 というわけで、先週末から本格的に不動産屋とアポを取り始めたのだが、これが一筋縄ではいかない。
・不動産屋Aの場合
 ヤクザ企業に紹介された不動産屋。 条件を列挙して物件の抽出を頼んだのだが、メールで送ってきた5件ぐらいは、ことごとく条件を満たしていない。
 「エレベータが無い限り3階以上は不可」とか「JRか阪急に徒歩15分以内」と言ったにもかかわらず、「5階立ての5階」とか「阪神青木の南」とかの物件を恐れも無く繰り出してくる。
 で、その物件たち一つひとつに、候補とならない理由を書いて返信したら、一日置いてまた物件いろいろが届きました。「阪神魚崎まで15分(しかも43号線より南)」とかが。

 ねぇ、僕の言うこと聞いてる?
 週末には物件を見せてもらおうと思っているので、時間を調整するため電話をする。ついでケツを叩くことにした。 「メールで動きの悪い奴には電話」、これ鉄則。
 そしたら「あ、送った物件、見ていただけましたか?」とかしゃあしゃあとぬかしやがる。「条件に合わない点を書いて、返信したはずですが?!」と言ったら「あーそうですかー。まだ見てませんー。」 コロス。
 一応土曜にアポを取ったが、あまり時間を費やす価値は無いと判断。「とにかく色々、物件を見ていただこうと思ってるんですが・・・」と言うので、「こちらが出した条件に出来るだけあった物件を、2時間で見て回れる分だけそろえて来い」と言っておきました。

・不動産屋Bの場合
 ネットで見つけた良い物件を、問い合わせた不動産屋。 
 ところがしばらくして 「あ、あれもう先客入ってしまいましたー」 と連絡してきた。 他の物件を探しましょうかと言うので、こちらの要求条件をメールで箇条書きにして送る。
 そしたら昨日、またネットにその物件が掲載されている。何じゃそりゃ! 売れたんやなかったんかい!
 ここでメールしてもコイツの動きは悪いことは判明しているので、今日昼休みに直電した。
 「あ、あれですかぁ、朝一番で他の業者にとられちゃいましたぁー。」
 じゃぁ残ってたんやないか! と思ったのでそう言うと、
 「あ、先週連絡いただいた物件は隣の部屋でして、確かにあの時売れてしまったんですよ」
 じゃぁその時、「隣の物件は空いてます」って言えやぁ!! あいた口がふさがらない。
 あまりの事に、「じゃぁ先週問い合わせた時点で、隣の物件を提案して貰ったら、私そこに入れたんですね」とイヤミを言ったら、「あー、ホントに残念ですけど、そういうコトってよくあるんですよ・・・」
 かみあわねぇ!!!!  今すぐアイバンクに登録して死ね!!
 そんでお前に人間はもったいないから、ハサミムシにでも生れ変われぇ!!!
・不動産屋Cの場合
 実は前述の不動産屋Bと同じ系列の支店。
 ネットで見つけた良い物件がもう一軒あったのだが、不動産屋Bは激しくラチが開かなさそうなので、こっちに直電してみた。
 残念ながらこっちも埋まっていたのだが、ここで対応してくれたおっさんは好感触。すぐに調べてくれた。 
 このままにしておくのは惜しいので、
「あなたの所の他の支店の奴に相談しているのだが、使えないので困っている。見た所、あなたはかなりシッカリした方の様なので、あなたに物件を探してもらいたいのだがどうだろうか(かなり原文ママ)」
 と提案。 彼にも思い当たるフシがあったらしく、「いいですよ」と快諾。
 条件を口頭で列挙したのだが、ポイントを突いて聞き返してくる。
 アタリだ。こいつは当たりだ。
 念のため、条件をFAXとメールで出しておいた。