時折、カードをつかって会計をする際はいつも「一括ですか?」と聞かれて(え、当たり前やん、なんでわざわざ聞くねん)的違和感をおぼえるのだが。
そんな時、同時に思いうかべることがある。
おそらく20年くらい前の話。
友人と、
「カードのローンが雪だるま式に膨らんで自己破産、なんて人間、ほんまにニュースで言うほど沢山いるんかなぁ? 周りで聞いたこと無いけど。
だいたい今日払えない金が、次の月に払えるわけ無いて、ちょっと考えたらわかるやん。
ましてキャッシングなんか利用するバカ実在するんか?」
などとしゃべっていたら、誰かに「・・・君たちの周りにはおらんのか。それは君たちが恵まれてるし、住む世界が違ういうことやで。」としみじみと言われたのだ。
誰に言われたのかは思い出せない(おそらくあまり親しい人では無かった)のだが、その一言は妙に突き刺さっていて。
カードローンに対して「健全な違和感」を変わらず持ち続けられている、その幸運を何かに感謝する気持ちになる。